債務整理

借金がかさんで返済が困難になってしまった場合には、自分で、あるいは司法書士や弁護士に依頼し債務整理をすることで借金返済の負担を軽減することが出来ます。
債務整理とは、一言で言うなら借金問題を解決するための手続きのことです。
人によっては、債務整理＝自己破産とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
ですが、実際にはそうではありません。
債務整理には、様々な方法・種類があって、債務を抱えてしまった人の状況に応じて負担を少しでも軽くするための方法を選ぶことが出来ます。
借金をしている会社（債権者）に自分で連絡を取り、月々の返済額を少なくするように連絡を入れることで自ら債務整理を行なう人もいらっしゃいますが、債権者によっては個人の申し出を受け付けないところもあることから一般的には、専門家である司法書士や弁護士に債務整理の依頼をすることが多くなっています。
では、自己破産以外の債務整理には具体的にどのような制度があるのかと言いますと、任意整理、過払い金返還請求、民事再生、という制度があります。
任意整理とは、裁判所を通すことなく弁護士が直接、債権者に借金を減額を申し出て個別で和解交渉をする手続きです。
この債務整理の方法で月々の返済額を減らす事が出来ます。
過払い金返還請求とは、払い過ぎた利息を返してもらう手続きです。
サラ金・クレジット・ローンなどを長期に渡り利用している場合には利息を払いすぎていることが多いので、その分が返ってくる事があります。
民事再生とは、持ち家を除いて対応する方法です。
毎月の返済額を減らせますし、３年ほどで完済可能なので生活の建て直しの目処が早く立つのが特徴です。

おまとめローン

おまとめローンという言葉を良く聞くようになりましたね。
雑誌の広告でも、インターネットの広告でもおまとめローンと言う言葉をよく見ます。
では、おまとめローンとは、どんなローンなのか説明しますと、何らかの理由で、複数の会社からお金を借り入れた時に組んだローンを一括にまとめるローンのことで借金の一本化などとも呼ばれます。
借り入れたときの諸条件によっては、その限りではありませんがローンを１つにまとめるおまとめローンにすることで、月々の返済額の負担を軽くすることができます。
おまとめローンにすると借金を辛抱強く返済をしていく必要はありますが、自己破産を免れることができ、また、月々の生活に少しだけ余裕が生まれますので、そこで生活を立て直せる余地が出てきます。
では、おまとめローンを利用する前に、おまとめローンを取り扱っている会社を見つけなければなりませんが、どのようにして探すのでしょうか？一番手軽に探せる方法は、やはりインターネットです。
Yahoo!やGoogleなどの検索サイトで「おまとめローン」で検索してみてください。
そうすれば、たくさんのおまとめローンの会社が出てきます。
そこに出てきた検索結果の中から数社を選んだら、借り入れている借金をおまとめローンで返済できる会社に申し込みます。
おまとめローンを申込む際には、１日で複数箇所に申し込みをするようにした方が効率的に審査を受けることができます。
融資限度額を超えてしまい、他社からの借金をお考えの方は、まずは、おまとめローンを検討されれることをお勧めします。

クレジットカード

クレジットカードといっても、とてもたくさんの種類がありますね。
銀行系クレジットカード（三菱東京ＵＦＪのモビットやシティバンクのディックなど）に信販系クレジットカード（楽天クレジット、オリックス、ライフなど）、流通系クレジットカード（クレディセゾン、イオンなど）に、消費者金融系クレジットカード（アコム、プロミス、アイフルなど）があります。
現代では、インターネットの普及も伴って、クレジットカードがあるととても便利ですし、海外旅行などではクレジットカードは必需品と言っても良いくらいです。
しかし、その一方でクレジットカードのキャッシング機能を使って多額の借金を抱えてしまい、また他のカードでその返済のために借金を繰り返す、いわゆるカード地獄なるものを作り出してしまっていることも事実です。
しかしながら、クレジットカードを持つ人の意識や使い方がしっかりと確立されていればカードは私たちに有効に働いてくれます。
そこで、ここでは簡単にクレジットカードを活用するために必要な心構えについてお話します。
まず、クレジットカードを使うときには、安易に使わず１度考えるようにした方が良いです。
クレジットやキャッシング（ローン）は借金であるということを強く意識することです。
また、クレジットカードの契約内容、利用できる金額、支払日などはきちんと把握しておきましょう。
特に支払日には気をつけた方がいいです。
遅れてしまうと遅延損害金も請求されますし、信用が損なわれカードが利用できなくなる場合もあります。
一番大事なことは、返済できる金額内で利用する、ということです。
これは、利用限度額ではなく自分の生活の中で、月々どのくらいの金額なら返せるのかと言う自分なりの限度額を設けた方がよいということです。
賢い消費者になることで、クレジットカードを有効に使いたいものですね。