間接償却と直接償却
銀行は、延滞等の不良債権が発生した場合、会計上損失処理を行う必要が生じますが、この処理方法には、間接償却と直接償却の二つがあります。
【間接償却】
間接償却は、将来回収不能になると見込まれる金額を貸倒引当金に計上することにより前もって費用化する方法で、引当処理とも言われます。
間接償却では、債権は、銀行の貸借対照表(バランスシート)にそのまま資産として残り、同時に貸倒引当金が、貸借対照表の資産の部にマイナス(△)で表示される形になります。
なお、借り手企業の業績悪化によっては、貸倒引当金を積み増すこともあります。
【直接償却】
これに対して、直接償却は、銀行の貸借対照表から不良債権を切り離し、損失計上したうえで消滅させる方法です。
このため、不良債権のオフバランス化と言われることもあります。
一般に銀行は、不良債権が発生すると、まず間接償却をして債権が一部回収不能となる事態に備えます。
その後、通常の企業再建が難しいと判断される不良債権の最終処理において、債権の回収不能額を確定し、直接償却をすることになります。
このため、不良債権が発生してから、オフバランス化するまでに相応の期間を要するケースが少なくありません。
法テラス 多重債務
法テラスってご存知ですか?法テラスは、「日本司法支援センター」の愛称で、法のトラブルに関する相談を受け付けてくれる機関です。
法律の相談にもさまざまなものがあると思いますが、多重債務に陥ったときも、法律的に相談したいことと思います。
多重債務に陥って、もう、どうにもこうにも支払うことができなくなった場合特別調停や任意整理、自己破産などをすれば、少しは楽になると聞いたことがあるが、どのようにすれば良いのか全くわからない。
法テラスは、このように、法律的にどのようにすればよいのかわからない人のために、その相談に載ってくれるところです。
法テラスは、全国の都道府県庁所在地に加え、全国の主要都市など、計50箇所に事務所を設置しています。
また、必要に応じて、今後も事務所を設置してゆく予定です。
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多重債務にこまったら、法テラスに相談してみましょう。
借金がかさんで返済が困難になってしまった場合には、自分で、あるいは司法書士や弁護士に依頼し債務整理をすることで借金返済の負担を軽減することが出来ます。
債務整理とは、一言で言うなら借金問題を解決するための手続きのことです。
人によっては、債務整理=自己破産とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
ですが、実際にはそうではありません。
債務整理には、様々な方法・種類があって、債務を抱えてしまった人の状況に応じて負担を少しでも軽くするための方法を選ぶことが出来ます。
借金をしている会社(債権者)に自分で連絡を取り、月々の返済額を少なくするように連絡を入れることで自ら債務整理を行なう人もいらっしゃいますが、債権者によっては個人の申し出を受け付けないところもあることから一般的には、専門家である司法書士や弁護士に債務整理の依頼をすることが多くなっています。
では、自己破産以外の債務整理には具体的にどのような制度があるのかと言いますと、任意整理、過払い金返還請求、民事再生、という制度があります。
任意整理とは、裁判所を通すことなく弁護士が直接、債権者に借金を減額を申し出て個別で和解交渉をする手続きです。
この債務整理の方法で月々の返済額を減らす事が出来ます。
過払い金返還請求とは、払い過ぎた利息を返してもらう手続きです。
サラ金・クレジット・ローンなどを長期に渡り利用している場合には利息を払いすぎていることが多いので、その分が返ってくる事があります。
民事再生とは、持ち家を除いて対応する方法です。
毎月の返済額を減らせますし、3年ほどで完済可能なので生活の建て直しの目処が早く立つのが特徴です。